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ご褒美について話し合う親子のイメージ

習い事のご褒美はあり?効果が続く渡し方と卒業のタイミング

ご褒美について話し合う親子のイメージ

「ご褒美をあげないと習い事に行きたがらない」

「最初はモノで釣っていたら、どんどん要求が大きくなってきた」

「ご褒美をあげること自体、教育的に正しいのかわからない」

そんな悩みを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。

習い事を続けるうえで、ご褒美をどう扱うかは多くの家庭で揺れるテーマです。

うまく使えばやる気を後押ししますが、渡し方によっては逆効果になることもあります。

この記事では、習い事の現場で見えてきた、ご褒美が効く場面と効かない場面、続けやすい渡し方を整理してお伝えします。

 

 

 

習い事のご褒美に悩む保護者が増えている背景

 

ご褒美について話し合う親子のイメージ

 

ご褒美をあげていいのか、あげないほうがいいのか。

習い事の継続をめぐる相談のなかで、毎年のように出てくるテーマです。

まずは、保護者の方が何に引っかかっているのかを整理してみます。

 

「ご褒美がないと動かない子」への不安

 

最初はちょっとしたシールやスタンプから始まったご褒美が、いつの間にかゲームや高価なグッズに膨らんでいく。

こうした流れを経験した保護者の方は少なくありません。

「条件を出さないと、練習しない子になってしまうのでは」

そんな不安の声が、相談のいちばん上に来ることが多いです。

 

周りの家庭との比較で揺れる気持ち

 

友達の家庭の話を、子どもが家に持ち帰ってくることがあります。

「テストで満点を取ったらゲームを買ってもらったらしい」

そんな話を聞くたびに、自分の家のやり方は甘いのか、それとも厳しすぎるのか、と気持ちが揺れます。

正解が見えにくいテーマだからこそ、比較に振り回されやすい部分でもあります。

 

結果と努力、どちらを評価するかという迷い

 

ご褒美は、コンクール入賞や昇級テスト合格など、結果が出たときに渡されることが多い傾向にあります。

ただ、結果ばかりに照準を合わせると、努力した過程が見えにくくなります。

このバランスのとり方に迷う保護者の方は、本当に多いと感じます。

 

本音塾長
面談でも、ご褒美の話題は毎月のように出てきます。

 

ご褒美が効く場面と逆効果になる場面

 

練習を頑張る子どもとシール表のイメージ

 

ご褒美そのものが悪いわけではありません。

使うタイミングと種類によって、効果が大きく変わってきます。

現場で見ていると、いくつかの分かれ目が見えてきます。

 

短期目標と相性が良い場面

 

期間と達成条件がはっきりした目標に対しては、小さなご褒美が機能しやすいです。

「今週は休まずスイミングに通う」

「次の発表会まで毎日5分は練習する」

こうしたゴールが見えやすい目標であれば、子どもの側も納得しやすくなります。

逆に、抽象的で範囲の広い条件は、不満や言い争いの種になりがちです。

 

ご褒美が「当たり前」になる落とし穴

 

小4のしおりちゃん(仮名)の家庭では、ピアノの発表会のたびに新しいおもちゃを買う流れが続いていました。

3回目を過ぎたあたりから子ども側の反応が薄くなり、もっと高いものを要求するようになったそうです。

ご褒美は、繰り返すほど効き目が弱くなるという性質があります。

 

年齢と性格によって反応が変わる

 

低学年のうちはシールや小さなお菓子でも十分喜びますが、高学年以降は中身を冷静に見るようになります。

同じ家のなかでも、上の子には響かないご褒美が、下の子にはちょうど合うということも珍しくありません。

性格や発達段階で反応がここまで違うのか、と私も気づかされる場面が多くあります。

 

本音塾長
同じ兄弟でも、ご褒美の効き方はかなり違います。

 

習い事で取り入れやすいご褒美の渡し方

 

家族で食事を楽しむご褒美時間のイメージ

 

ここからは、現場で見ていてうまく回っていると感じる家庭の共通点を整理します。

とはいえ、すべての家庭にぴったり合うやり方があるわけではありません。

気になるところから、少しずつ試していただければと思います。

 

モノより体験のご褒美が記憶に残りやすい

 

新しいおもちゃやゲームは強い動機づけになりますが、満足感が長続きしにくい面があります。

一方で、発表会のあとに家族で外食をする、テストが終わったら好きな映画を一緒に観るなど、体験型のご褒美は記憶に残りやすい傾向があります。

習い事の節目と家族の時間を結びつけると、達成感がより立体的になります。

 

結果ではなく過程を言葉で認める

 

もう一つ大切なのは、ご褒美と同じくらい、言葉でかける承認を意識することです。

中1のRくん(仮名)のお母さんは、テスト結果よりも、毎日机に向かっていた姿勢をその場で言葉にしていました。

結果が出ない時期にも声をかけ続けたことで、塾を続ける軸ができていったと話してくれた場面が印象に残っています。

 

本音塾長
過程への声かけは、子どもにとって一番手応えのある報酬になります。

 

ご褒美を少しずつ卒業させていく流れ

 

ご褒美は、自転車の補助輪のような役割を果たします。

こぎ出すときには大きな助けになりますが、バランスが取れてきたら、少しずつ外していく流れが自然です。

低学年で始まったご褒美は、習い事が習慣化してきた段階で、頻度を下げていく形が現実的です。

子ども自身に目標を立てさせる方向へと、少しずつ切り替えていきましょう。

 

ポイント

ご褒美は「やる気を立ち上げる助走」と捉え、習慣が育ってきたら少しずつ手を離していくことが、長く続く家庭の共通点になります。

 

まとめ

 

笑顔で習い事に向かう子どものイメージ

 

習い事のご褒美は、ゼロが正解でも、毎回必要でもありません。

その家庭、その子に合った渡し方を探していくことが、長く続けるためのコツになります。

 

  • 短期目標と小さなご褒美の組み合わせは機能しやすい
  • モノだけでなく、体験や言葉のご褒美を混ぜていく
  • 習慣化してきたら、少しずつご褒美を卒業させていく

 

本音塾長
ご褒美の正解は、家庭の数だけあると感じています。

 

ぜひ、ご家庭のペースに合わせて、無理なく取り入れてみてください。

 

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