ママ・パパのための、子どもに関する情報発信ブログ
夕方の台所でタマネギを刻む母親の手元

習い事を休みたいと言った次男に、私が返してしまった一言

夕方の台所でタマネギを刻む母親の手元

「お母さん、今日プール行きたくない」

あの一言に私が何を返したのか。

あれから半年、今でも後悔しています。

こんにちは、えりこです。

中学生と小学生、2人の男の子の母をしながら、会社勤めをしている普通の母です。

今日は習い事を休みたいと言ってきた小6の次男に、私が返してしまった一言の話を、家庭で起きたままお伝えします。

 

 

 

あの水曜日の夕方、タマネギを刻んでいた私

 

夕方の台所でタマネギを刻む母親の手元

 

去年の9月頃、水曜日の夕方6時前のことでした。

次男は当時、週2回スイミングに通っていました。

リビングで宿題を広げていた次男が、ぽつりと言いました。

「お母さん、今日プール行きたくない」

仕事から帰ったばかりの私は、夕飯の支度の真っ最中でした。

タマネギを刻みながら、振り向きもせず答えてしまったのです。

「またそれ?月謝もったいないでしょ、行ってきなさい」

その日、次男は黙って水着を持って家を出ました。

玄関で振り返ることも、いってきますの声も、いつもより小さかった気がします。

そして私は、その違和感に気づかないふりをしてしまったのです。

夜、夫に話したら、ふうんと一言だけ返ってきました。

当時中1だった長男は、自分の部屋でゲームをしていて気づかないようでした。

同じ兄弟なのに性格は真逆で、長男はあまり弱音を吐かないタイプです。

うちの長男はサッカー、次男はスイミングをそれぞれ続けてきました。

正直、私はどこかで次男を長男と比べてしまっていた気がしています。

お兄ちゃんは続けているのに、なんでこの子は、と。

そんな自分の心の奥が、いま思い返すと少し恥ずかしいです。

 

半年たった先週の日曜、次男がぽつりと

 

静かにソファに腰掛ける小学生の男の子

 

あれから数か月後、別の土曜日の朝のことでした。

玄関でスイミングのバッグを抱えて泣いていた次男に、私はとうとう

「行きたくないなら、もうやめていいよ」

と言ってしまいました。

そのまま、次男はスイミングをやめることになりました。

あのときの判断は、いまも後悔し続けています。

先週の日曜の夜、リビングでテレビを観ているときでした。

ふと次男が、画面を見たまま口を開きました。

「あの日さ、お母さんがタマネギ切ってたとき、覚えてる?」

何の話か分からず聞き返すと、次男は淡々と続けます。

「行きたくないって言ったとき、ちゃんと聞いてほしかった」

胸が、すうっと冷えていく感覚に襲われました。

 

子どもの話に耳を傾ける親の姿

 

あのとき、次男は何かを伝えようとしていたのです。

プールが嫌だったのか、コーチに何かあったのか、ただ疲れていただけなのか。

私はそれを聞かないまま、月謝という言葉で全部片付けてしまいました。

先日ママ友と話していても、似たような後悔を抱えている方がいました。

習い事を続けてほしいという気持ちと、子どもの声に耳を傾ける時間。

どちらも大切なはずなのに、夕方の忙しさの中で、つい後者を後回しにしてしまいます。

今ならどう声をかけるか、何度も考えました。

タマネギを置いて、次男のほうへ体ごと向く。

「どうしたの?」

と、まずひと言だけ聞いてあげればよかった。

たったそれだけのことが、なぜあの日の私にはできなかったのでしょう。

正直、私もまだ答えは出ていません。

でも、次男のあの一言は、今もずっと私の中に残っています。

 

同じ気持ちのお母さま・お父さまへ

 

誰もいない静かなプールのレーン

 

お子さんが習い事を休みたいと言ったとき、月謝や続けることの大切さがつい先に口をついて出てしまうことありますよね。

私もそうでした。

でも、うちの次男のように、本当に伝えたかった気持ちが、休みたいという言葉の奥に隠れていることがあるのかもしれません。

 

  • まずは手を止めて、お子さんの顔を見て聞いてみる
  • 月謝や継続の話は、気持ちを受け止めてからでも遅くない
  • 兄弟と比べる気持ちは、いったん横に置いてみる

 

「行きたくない」

その一言の奥に、何があるのか。

その日10分でも、立ち止まって聞く時間が持てたら、半年後の景色は少し変わっているかもしれません。

ぜひ一度立ち止まって、習い事に行く前にお子さんの話を5分だけ聞く、という選択肢があることを思い出していただけたら嬉しいです。

 

>