「今日は行きたくない、と子どもに言われてしまった…」
「疲れているようだけど、一度休ませたら癖にならないかな?」
「先生への連絡は、何と伝えれば失礼にならないのかな…」
そんな悩みを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。
習い事は続けることが大事と言われる一方で、子どもの体力や気持ちには波があります。
この記事では、休ませるかどうかを判断する目安と先生への連絡のコツについて、お話ししていきます。
「休みたい」と言われたとき

まずは子どもが休みたいと言い出したときの受け止め方を見ていきます。
頭ごなしに否定しない
子どもの口から出た言葉を、まずは否定せずに受け止めてあげてください。
すぐに叱ってしまうと、次からは本当の気持ちを言えなくなってしまいます。
疲れや不調を隠したまま通い続けるほうが、長い目で見るとずっと心配です。
夏休み最後の週、面談で小5のKくん(仮名)のお母さんからこんな相談を受けました。
「一度休ませたら、ずるずる行かなくなりそうで怖くて」
気持ちはよく分かります。
とはいえKくんの場合、よく話を聞いてみると週3回のサッカーの練習と塾の宿題が重なり、単純に体力が追いついていない状態でした。
休み癖ではなく、休むサインだったわけです。
理由をひとつ聞いてみる
問い詰めるのではなく、理由をひとつだけ聞いてみましょう。
「今日はどうして行きたくない気分なの?」
くらいの軽さで十分です。
体が疲れているのか、気分が乗らないのか、教室での人間関係なのか。
理由によって、家庭でできる対応は変わってきます。
休ませるかどうかの目安

ここでは休ませて良いケースの目安を、理由別に見ていきます。
体や心が疲れているとき
発熱や体調不良はもちろん、睡眠不足や夏の疲れが残っているときも、思い切って休ませて良いと考えています。
休むことはマラソンの給水所に似ています。
立ち止まるのは遅れではなく、後半を走り切るための準備です。
食欲が落ちている、朝なかなか起きられない、といったサインが続くときは特に注意してあげてください。
気分が乗らないだけのとき
難しいのは、はっきりした理由が見当たらない場合です。
どこまでが甘えで、どこからが本当の疲れなのか。
線引きに迷う場面は私にもあります。
ひとつの目安になるのは、休んだ後の様子です。
一日休んで元気に戻れるなら、それは必要な休息だったと考えて良いでしょう。
一方で、休んでも表情が晴れない状態が何週間も続くなら、習い事そのものを見直すタイミングかもしれません。
家庭の事情や旅行のとき
家族旅行や帰省など、家庭の事情で休むことに引け目を感じる必要はありません。
家族で過ごす時間もまた、子どもの成長には欠かせないものです。
ただ、発表会や大会の直前だけは、先生に日程を確認してから予定を組むと安心ですね。
ポイント
迷ったときは食欲・睡眠・表情の3つのサインを見てあげてください。
休んだ後に元気が戻るかどうかも、大切な判断材料になります。
休むときの連絡のコツ

最後に先生への連絡の仕方とそのまま使える例文を紹介します。
連絡は早めに短く
連絡でいちばん大切なのは、内容よりも早さです。
教室側は当日の人数に合わせて進め方を調整するので、分かった時点で伝えてもらえると助かります。
理由を細かく説明する必要はありません。
「家庭の事情でお休みします」
のひとことで十分ですし、先生の側もそれ以上は聞かないものです。
メールで使える例文
迷ったときは、次のような短い文で問題ありません。
- 体調のとき:本日は体調不良のため、お休みさせていただきます。よろしくお願いいたします。
- 家庭の事情のとき:本日は家庭の事情により、お休みいたします。次回もよろしくお願いいたします。
- 旅行のとき:〇日は家族の予定があり、お休みします。振替が可能でしたらご相談させてください。
どの例文にも共通するのは、謝りすぎないことです。
丁寧すぎるお詫びは、かえって先生に気を使わせてしまいます。
休んだ後のひとこと
次のレッスンのとき、子ども自身が
「先週はお休みしました」
とあいさつできると、先生との関係はぐっとなめらかになります。
保護者の方も送迎や連絡帳でひとこと添えると、休みが気まずさにつながりません。
まとめ

子どもが習い事を休みたいと言うのは、決して珍しいことではありません。
大切なのは休ませるかどうかの結論そのものより、子どもの様子を見ながら一緒に決めていくことです。
- まずは否定せずに理由をひとつ聞く
- 食欲・睡眠・表情のサインで判断する
- 連絡は早めに短く、謝りすぎない
焦らず、できることから親子で試してみてください。