なぜどこも実績が良いのか?
まず大前提として、実績で嘘はついていません、いないはずです…
ただどのように数字をカウントしているかが、ポイントになってきます。
合格実績をカウントする際にポイントになることが
- 一人で複数校合格を取ること
- 講習やイベント・セミナーだけを受講した子も、追跡調査して実績に含めること
- 全国展開している塾や予備校なら、全ての校舎を含めて実績にすること
この2つがポイントになります。
まず受験をするときに1校だけ受験する生徒は稀です。
滑り止めと本命を合わせて最低2校、余裕のある生徒は3校以上受けることがあります。
つまり成績の良い子が難関校を複数合格した場合は、それが全部実績にカウントされるのです。
また長期で在籍していなくても、講習や入試対策のようなイベントにピンポイントで参加しただけの生徒の結果も、実績としてカウントしています。
また校舎数が多ければ多いほど、抱えている生徒や入試対策に参加してくれる生徒数は増えていきます。
そうなれば母数が大きくなり、自ずと実績も良くなっていくという寸法です。
実績で塾を選んで大丈夫か?
さて、では実績で塾や予備校を選んで失敗はしないのでしょうか?
個人的には、実績以外に重視する点があるので、おすすめはしません。
ですが実績を一番重視しても良い生徒もいます。
① 最難関校を目指している生徒
誰もが知っているような最難関校を目指しているようでしたら、その合格者数が多い塾・予備校を選んでも良いかもしれません。
② 競争心が強い生徒
実績を全面に押し出している教室は、競争心を煽るような授業展開をしてくれることが多いです。
負けん気が強い子には合っている環境でしょう。
③ 自己管理能力が高い生徒
実績をアピールしているということは、実績をさらに良くするか少なくとも維持することに、全力を注いでいます。
そのため生徒に求めるレベルも高いものになります。
そのレベルについていけるだけの、自己管理能力・モチベーションを維持できるなら、選択肢の一つになるかもしれません。
何を基準に塾・予備校を選ぶべきか?
では実績以外に何を基準に塾や予備校を選ぶと良いのでしょうか?
いろいろな考えるポイントがありますが、よく保護者の方が重視しているポイントをご紹介します。
- 授業スタイル
集団授業か個別授業か?
どのような授業を行なってくれるのか?
授業の進め方は、必ず押さえておきたいポイントです。
- 講師の質
どのような先生が教えてくれるのか?
正社員講師とアルバイト講師で、それぞれ良し悪しがありますよ。
- 費用
費用に関してもしっかり考えて選ぶことが大切です。
せっかく入塾したのに、許容範囲以上の費用を請求された場合、その教室をうまく活用することができなくなります。
特に講習費用は高額になりがちなので、どの程度の費用がかかるのか入塾時に確認しておきましょう。
- 教室の環境
塾の雰囲気や、自習室の有無、またどのようなサポートがあるのかも塾選びの際の大切な要素です。
子供が通いやすいと思える環境になっているかチェックしましょう。
まとめ
大手塾に実績については理解していただけたでしょうか?
今回ご説明したように、嘘とまではいきませんが、良い数字にするために誇張した部分があるかもしれません。
ですので実績だけを鵜呑みにせず、子供に合った教室はどんなところか考えることが大切です!