近年、多様化する社会にあわせて、教育面でも多様化が進んでいます。
そろばんや習字、柔道や空手などの昔ながらの習い事からプログラミングやロボット教室、ダンス教室などの新しい選択肢も増えてきました。
さらにはオンラインでできる習い事もあり、住んでいる場所を問わずに始められるようになっています。
そのためか子供が通う習い事の量も年々増えているそうです。
親がさせたい習い事
親がさせたい習い事の一つに、昔親がしていた習い事があります。
その経験で自分が成長できた・良い経験ができたと思っている保護者の方に多い傾向です。
「自分が経験して良かったから、子供にもさせたい」
と思うことは自然の流れですし、間違ってはいません。
しかし子供にも同じ結果が待っているかどうかは分かりませんよ。
子供にとっても良い経験になることもあれば、嫌な経験になるかもしれません。
注意点・・・
親と子供の得意不得意、長所短所、趣味嗜好が同じだと決めつけないようにしましょう。
もちろん似ている部分もあると思いますが、違った場合は親から配慮が必要です。
子供の習い事を考えるときは、自分の経験を軸にするのではなく、子供の性格や能力を軸に考えてみましょう!
子供がしたい習い事
子供がしたい習い事の多くに
「友達がしているからしたい!」
という理由があります。
そう思うこと自体は悪いことではありませんが、友達と一緒に遊びたいだけなのか、本当にその習い事に興味があるのか判断は必要です。
友達と一緒にいたい・遊びたいと言う気持ちだけで習い事を始めると、キツイことツライことにすぐに根を上げることが多いです。
習い事は文字通り何かを習うことで、新しい知識や技術を習得するためには、内容によって程度の差はあれど努力が必要ということを忘れてはいけません。
注意点・・・
「友達がいるからしたい!」と言ってきた習い事には、その習い事のどこに興味を持ったのか聞いてみましょう。
中にはどのような習い事か把握しないまま「やりたい!」と言いてくる子供もいます。
とりあえず挑戦してみる姿勢は、人生においてときに必要な心持ちとなることも事実です。
ですが目先の欲、今回の場合ですと「友達と遊べる!」という気持ちが強いなら、その習い事が本当に必要か子供と一緒に考えてみても良いかもしれません。
大切なことは
習い事は、子供の知見を広げて生活を豊かにしてくれます。
一方、必要以上の習い事をしているせいで、親子共に不満が増え嫌な気持ちになるときもあります。
子供のその時の状況や性格を考えて、どんな習い事が子供の成長を育んでくれるのか考える必要があります。
親の経験や考えを押し付けていませんか?
子供の性格や能力を考慮してみよう。
いくら自分の子供でも、自分と違うところはたくさんあるはずです。
時代が変われば、求められるスキルも変化することも忘れないようにしましょう。
子供は本当にその習い事に興味がありますか?
習い事自体にではなく、友達や他の環境に魅了されているだけかもしれません。
「新しいことを始めたい」という子供の気持ちは尊重しつつ、習い事に対する考えや思いも確認してみよう。
その習い事の大変な側面も事前に話し合っておくと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、親がさせたい習い事と子供がしたい習い事の特徴と注意点をお話ししました。
習い事は素晴らしい経験を提供してくれる反面、親子の仲違いにつながる可能性もあります。
その習い事が本当に必要かどうか確認する際には、親子の会話を大切にしてみてください!
子供が充実した生活を送れるような習い事に出会えることを願っています。