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冬期講習5

塾の冬期講習はどう断る?塾長が教える上手な活用法と断り方

冬期講習5

冬休みはクリスマスやお正月があり、子どもにとって嬉しいイベントが盛りだくさんです。

そして塾にとっては、冬期講習という大事なイベントがあります。

受験生が受験前の追い込みをかける最後のチャンスですね。

そのため、授業時間が長くなったりコマ数が多くなったり、費用が高額になることも少なくありません。

 

本音塾長
子どものため…と思っても、費用が高過ぎるとためらってしまいますよね。
本音塾長
もし高額な費用を払うなら、上手に冬期講習を活用しなければなりません。

 

  • 冬期講習ではどのようなことをするのか?
  • 上手に活用するにはどうしたら良いのか?
  • 断る場合は、どのように断れば無難なのか?

 

塾からの提案をそのまま受け入れるのではなく、子どもの目的をしっかりと考えると、後悔のしない冬期講習を受けられます。

今回の記事では、冬期講習とどのように向き合えば良いのか考えてみましょう!

 

 

冬期講習では何をする?

 

冬期講習1

 

まず冬期講習ではどのようなことをするのか知りましょう。

冬期講習では主に

 

  • 受験対策
  • 学年末考査の対策
  • 一年間の復習
  • 来年の予習

 

このような内容を学習します。

特に受験対策は、冬期講習の目玉といっても過言ではないでしょう。

塾としても、中学受験・高校受験・大学受験対策には一番力を入れるはずです。

 

本音塾長
ここで大事になるのが、どのような目標を持って冬期講習を受けるのか考えることです。
本音塾長
目標を明確にできると、冬期講習を上手に活用できる可能性が高まります。

 

冬期講習で失敗しないためには、講習中にすることを塾から指定されるのではなく、自分からしたいことを伝えられると良いでしょう。

しかし塾からの提案は一度聞いてみて、塾の先生の考えは知っておいても損はありません。

大事なことは、提案に流されないことです。

冬期講習で何をするのかは、子どもとよく話し合い、家庭で最終判断を下しましょう!

 

冬期講習に参加するメリット

 

冬期講習2

 

そもそも冬期講習に参加することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 

本音塾長
冬期講習のメリットを知って、実際に参加するかどうかの判断材料にしましょう。

 

  1. 本格的な受験対策を受けられる
  2. 受験生の仲間と塾で会える
  3. 年末年始にある多くの誘惑に流されずにすむ
  4. 勉強時間を確保できる
  5. 一年間の復習や来年の予習ができる

 

このようなメリットがあります。

①~③のメリットは、受験生のための利点かもしれません。

受験生の多くにとって、他の受験仲間と切磋琢磨できること冬休みのイベントの誘惑から逃れられることは、非常にありがたく感じられることでしょう。

学校がお休みの間でも通える塾ならではの役割です。

また受験生ではなくとも、④の勉強時間を確保できることは、だらけがちな冬休み期間中でもメリハリをつけた生活ができる手助けをしてくれます。

さらに一年間の終わりと始まりをまたぐ冬期講習では、一年間の総復習や来年の予習にも取り組みやすい期間です。

 

本音塾長
冬期講習は夏期講習よりも短くなりますが、濃密な勉強時間を過ごすことのできる期間でもあります。

 

冬期講習の注意点

 

冬期講習3

 

冬期講習で可能な限り失敗を減らすためにも、注意点は頭に入れておきましょう。

 

本音塾長
賢く活用するためのヒントが隠されていますよ!

 

目標を曖昧にしたまま参加しない

 

目標がハッキリしていないと、講習中ただ授業を受けるだけで終わってしまいます。

受験対策・苦手克服・復習など、目標を明確にしてから参加することが大切です。

 

本音塾長
なんとなく参加しても成果は出ません。
本音塾長
なぜ参加するのか?子どもと一緒に考えてみましょう。

 

授業コマ数や費用をそのまま受け入れない

 

塾の提案通りにすべての授業を受けると、必要以上にコマ数が多くなり、費用が高額になることがあります。

一度提案を聞いたら

「この内容は本当に必要?」

と考えてみましょう。

 

本音塾長
塾側のおすすめコース(提案)が、子どもに合った内容・量だとは限りません。
本音塾長
無理のない範囲で調整することが重要です。

 

年末年始の家庭行事とバランスを取る

 

冬休みは家族イベントが多い時期です。

冬期講習でスケジュールを詰めすぎると、子どもが疲れて集中力を欠いてしまいます。

 

本音塾長
勉強をすることは大切ですが、同じくらいリフレッシュも大切です。
本音塾長
勉強を詰め込み過ぎて体調を崩してしまうなんてことがないように気をつけましょう。

 

講習後のフォローを怠らない

 

講習で学んだ内容は、復習をしないと定着しません。

冬期講習が終わったあとに、講習の出来栄えを振り返り、次はどのように勉強に取り組むのか考える時間を作りましょう。

 

本音塾長
講習後に振り返りをすることで、講習の効果はさらに高まります。
本音塾長
受けっぱなしにならないように注意しましょう。

 

無理に受けない勇気を持つ

 

すべての子どもに冬期講習が必要とは限りません。

疲れがたまっている、家庭で十分に学習できている、そんな場合は「受けない」という選択でも大丈夫です。

 

本音塾長
塾に通うことが目的ではなく、子どもの成長が目的です。
本音塾長
無理に受講するよりも、心身を整える時間も大切にしましょう。

 

冬期講習を断りたいときの伝え方

 

冬期講習4

 

もし冬期講習を断るという判断をした場合でも、塾への伝え方は非常に重要なポイントです。

なぜなら、今後の関係性を大きく左右する可能性があるからです。

 

本音塾長
塾としては講習の提案を断られると売上に直結するため、あまり良い気分ではありません。
本音塾長
だからといって過度な授業を提案するべきではないでしょうが、塾というビジネスの構造上、多少は仕方がないのかもしれませんね…

 

このような背景から、塾の提案を一方的に断ると、塾との信頼関係にひびが入る可能性があります。

そうはならないように、断り方のポイントを知っておきましょう!

 

理由をきちんと伝える

 

断る際は、きちんと理由を伝えられると塾側も納得しやすくなります。

 

  • 家庭の予定
  • 費用面
  • 体調
  • 自宅学習の計画

など

 

「講習は受けません」

だけよりも

「○○なので、講習を受ける予定はありません」

と伝えた方が、円滑に話が進みやすいです。

 

本音塾長
塾も家庭の事情をある程度は理解しているはずなので、一言だけでも理由を伝えてみましょう。

 

前向きな言葉を添える

 

「○○なので、講習を受ける予定はありません」

だけではなく

「次の学期からまたお願いします」

「次回は参加させていただきます」

などの前向きの言葉があると、良い印象のままで講習を断ることができます。

 

本音塾長
提案を断る=関係を切るではありません。
本音塾長
前向きな言葉で締めくくると、お互いが気持ちよく終われます。

 

早めに連絡する

 

講習を断るからといって、提案に対する返事を引き延ばすことはおすすめしません。

予定が決まった時点で、できるだけ早く伝える方が無難でしょう。

「少し先ですが、次の講習は○○のため、参加できません」

「事前にお伝えしておきますが、○○の予定があるため次回の講習は見送らせていただきます」

このように提案をされる前に伝えても大丈夫です。

 

本音塾長
塾は講習授業の席や講師を早めに確保します。
本音塾長
もし断るなら早めに伝えた方がありがたく感じてもらえるでしょう。

 

代わりに何をするのか伝える

 

冬期講習を断る場合でも、勉強はする必要があるはずです。

塾からすると、講習を受けない場合にどうやって勉強をするのか気になります。

そのため

「講習に参加できない分は、家で学習を進めます」

「復習は家族で協力して行います」

などの代替案を添えることで、塾側も応援したくなります。

 

本音塾長
塾以外で勉強する場合でも、先生たちから何かアドバイスできることがあるかもしれません。
本音塾長
より良い勉強法を教えてくれるかもしれないので、講習代わりの勉強の進め方を共有してみましょう。

 

無理に理由を作らない

 

無理に理由を作る必要はありません。

不必要に長い説明や理由を作ることはせずに、シンプルに伝えましょう。

「他塾に行く」

「講習内容が合わない」

などのような、正直に言いにくい理由はそのまま説明せずに

「他塾の講習を体験してみる予定です」

「試しに個別指導を受けてみるつもりです」

のように、前向きに伝えるようにしてみましょう。

 

本音塾長
塾は多くのケースを経験しています。
本音塾長
無理に言い訳を作らず、率直な理由と丁寧に断るだけで十分です。

 

まとめ

 

冬期講習5

 

冬期講習の特徴からメリットと注意点、断り方のポイントを解説しました。

冬期講習は受験前の時期ということで、受験対策に力を入れる塾がほとんどです。

受験生でなくとも、一年間の復習や来年度の予習・期末試験対策など、夏期講習よりも短い期間でやることがたくさんあります。

 

受験直前の冬休みに、受験生を最大限サポートしてくれる冬期講習は非常に有用といえるでしょう。

また家族行事が多くなる冬休みでも、冬期講習に通うことで勉強時間をしっかりと確保できる点は、大きなメリットです。

メリハリのついた年末年始を過ごせるはずです。

 

一方で、塾としては多くの生徒に多くの授業を取ってほしい冬期講習ですから、どうしても不必要な授業を提案される場合があります。

提案された授業が本当に必要かどうか吟味して、子どもと相談しながら無理のない量を受講することが大切です。

提案に流されずに必要な分だけ受ける勇気を持つことと、受講しっぱなしにせず受講後に振り返りをすることを忘れないようにしましょう。

 

もし冬期講習を断るという選択をした場合は、理由をきちんと伝えつつも、今後の関係性を意識して前向きな連絡ができると良いです。

無理に理由を作ったり無愛想な返事をしたりせずに、早めの連絡を意識すると、塾と良好な関係を維持することができますよ。

 

本音塾長
せっかくの冬期講習、上手に利用して後悔しないようにしましょう!
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