「うちの子は集団塾でもついていけるかな?」
「うちの子は個別でゆっくり教えてもらったほうがいいかな?」
「結局、集団と個別はどっちがいいんだろう?」
塾を選ぶ際に、「集団塾」と「個別塾」で少し考える方は多いと思います。
なんとなく
「周りに仲間がいる集団塾の方が合ってそう」
「消極的なうちの子は個別塾かな」
といった理由で体験や面談に来るご家庭は多いです。
しかし!
そんなイメージだけで塾を決めると、後々の後悔に繋がるかもしれません。
基本的な塾選びのポイントはこちら!
集団塾
集団塾とは、文字通り集団で授業を行う塾です。
塾によって規模は違えど、根本的なスタイルは学校の授業をイメージすると間違いないでしょう。
対して塾の授業の最終的な目的は、志望校の合格です。
つまり授業をきちんと受けていようが受けていなかろうが、志望校に合格できるように成長しているかが重視されます。
塾内でどのように扱われるかは、成績で全てが決まるというわけです。
それゆえに学校の授業と同じような感覚で
「友達と楽しく通いたい」
「友達と同じクラスで授業を受けたい」
と集団塾に通い出すと、塾の先生からの扱われ方の違いに違和感を覚える生徒がいます。
授業に出席しているだけでは許されません。
志望校合格のために頑張っている・成長している生徒は、塾側から力を入れた対応をしてもらえるでしょう。
成績が伸びていない・やる気もなく遊びに来ている生徒は、授業をたくさん取ってもらうだけの「お客様」になるかもしれません。
しかしこのような「成績主義」が、受験には必要とも言えます。
合否がはっきりしている受験では、点数にこだわって勉強することは何も悪くありません。
まとめると・・・
- 授業のスタイルは、学校のように集団で勉強
- しかし!授業の目的は異なる
- 点数・成績が最も重視される
番外編:進学塾と補習塾の違い
進学塾と補習塾の違いはこちら!
個別塾
個別塾とは、1対1〜複数人で授業を行う塾です。
個別と言っていますが、完璧な1対1の授業をするところは稀です。
- 授業の目的
- 授業のスピード
- 先生との距離感
上記で集団塾は「成績主義」と記載しましたが、個別塾では少し異なります。
もちろん塾である以上成績を考えないことは滅多にありませんが、個別塾では成績に重きを置くのではなく、その生徒(ご家庭)の目標に重点を置くことが多いです。
- 勉強の習慣を身につけてほしい
- 勉強を少しでも楽しいと思ってほしい
- 自己管理ができるようになってほしい
- 家・学校以外の他人と繋がる場所を作ってほしい
などなど
勉強が中心にはありますが、それプラス純粋な子供自身の成長を期待して、個別塾に通わせる保護者の方がいます。
そのため授業のスピードは生徒に合わせてくれるところが多く、先生との距離も近いため生徒自ら質問したり話しかけたりしやすい環境になっています。
個別塾は集団塾と比べて、ゆるい環境と言い換えることもできます。
一点注意点を述べるとすると、子供であるが故にある程度の強制力を持って勉強させた方が良い、と思える子もいます。
「個別で自分のペースに合わせて勉強する」
聞こえは良いですが、好き勝手に甘え出す生徒が多いのも事実です。
これはメリット・デメリットが表裏一体の状態になっているので、注意してほしいポイントです。
まとめると・・・
- 授業のスタイルは個別だが、生徒数に注意
- 成績だけにこだわらない保護者が多い
- 個別の環境に甘える生徒もいる
まとめ
いかがでしたか?
今回は集団塾と個別塾のそれぞれの特徴をお伝えしました。
授業スタイルだけの違いではなく、塾側の目的や保護者側からの要求の違いが見受けられます。
ある程度「強制的に勉強させる」か「自由に勉強させる」か、それぞれ良い点・悪い点があることを覚えておきましょう。
子供にどのような環境が必要で、どのように成長してほしいか考えると、間違いの少ない選択ができるかもしれません。
塾選びの参考にしてみてください!