子供の習い事は、将来に大きな影響を及ぼすことがある大切な経験です。
そのため
「子供にどんな習い事をさせようかな?」
と悩んでいる保護者の方はたくさんいます。
- 自分の経験
- 子供のしたいこと
- スキルの習得
- 学力の向上
- 将来性
- 人間性
などなど
習い事を決める際には、いろいろな判断基準があると思います。
今回はその一つでもある人間性に着目して、どのような習い事が子供の人間性を育むのか解説したいと思います。
人間性とは・・・
人間性とは「人間らしさ」を表す言葉で、考える力や道徳心・社会性などを指します。
子供にとっては「感じる・考える・仲良くする」ことを基本に、他の人とつながりながら成長していく人間らしさのことです。
挨拶
挨拶は人間性において非常に大切な要素の一つです。
他者との最初の接点であり、コミュニケーションの第一歩といえるでしょう。
そのため
「…ざいます」
と聞こえるか聞こえないかわからないような挨拶をするより
「おはようございます!」
とはっきり言った方が、相手に礼儀正しさや敬意が伝わります。
しかし子供が丁寧な挨拶を習得するためには、丁寧な挨拶をしてくれる存在が必要です。
挨拶を重視している習い事
- 武道(柔道・剣道・空手など)
- 伝統芸道(茶道・華道・書道など)
- 外国語教室(英会話など)
- チームスポーツ(野球やサッカーなど)
子供の時期は、周りの環境によって人間性が育まれていきます。
周りがしっかりと丁寧な挨拶をしてくれる習い事だと、挨拶がきちんとできる人になれるでしょう。
感謝
感謝の気持ちをしっかりと伝えることも、人間関係を築く上でとても大切な要素になります。
些細なことでも
「ありがとう」
と言ってくれる人の方が、こちらも何かしてあげようと思いますもんね。
何かともらうことの方が多い子供ですが、それを当たり前と感じず感謝の気持ちを伝えられるように成長できると、人間性の面で素晴らしい人になれます。
感謝を伝えるために・・・
どのような習い事でも、感謝をするタイミングがあります。
それはその日の習い事が終わったときです。
その日の練習やレッスンが終わったとき、先生に「ありがとうございました」と言うように、保護者が子供に伝えてみるのはいかがでしょうか?
先生から「ありがとうと言いなさい」なんて言うことはほとんどないので、感謝の習慣を子供に伝える役割は保護者が担う必要があるかもしれません。
「ありがとうございました」と子供が先生に言えると、子供と先生の関係は良くなります。
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになることはありません。
先生側は、もっと力を入れて教えてあげようという気持ちになります。
しかし
「先生なんだから教えてくれて当たり前」
子供がこのような態度をとっていると、知らず知らずのうちに先生を不快にさせているかもしれませんよ。
誠実さ
誠実さも人間性を考える上では、避けては通れない要素の一つです。
しかし誠実さとは何でしょうか?
- 正直であること
- 信頼を守ること
- 責任を持つこと
このようなことが、誠実さといえると思います。
では子供は習い事を通して、どのように誠実さを身につけることができるでしょうか?
その答えの一つに、嘘をつかないことがあります。
嘘をつかないために・・・
嘘をつかない人になるためには、子供がついた嘘に感情的にならず冷静に対処し、嘘の理由を探ってくれる先生がいる習い事が理想です。
そのためには子供と同じ目線に立って、対話を通じて信頼を築いてくれることが大切です。
子供はすぐに理解できないことも多いですが、嘘が他者にどのような影響を与えるのかを経験することで、誠実さの価値を学ぶことができます。
習い事の中で、子供が嘘をつくことが多いのが、宿題をしていないときです。
ですから自分だけで行う必要がある宿題や課題を出してくれる習い事に通うと、誠実さについて考えることができるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は人間性、特に挨拶・感謝・誠実さを身につけられる習い事の特徴をお伝えしました。
習い事はスキルを身につける場所と思われているかもしれませんが、道徳心や社会性を向上させる機会も提供してくれます。
人間性は大人になってからは変えにくいものです。
だからこそ、子供のうちに素晴らしいと思える人間性を手に入れられるような、習い事に通うようにしましょう!