子供のやる気はコロコロ変わります。
今日はやる気満々で習い事に行っても、明日にはやる気がなくなり遅刻しながら習い事に行くこともあります。
また好きな習い事は熱中して頑張っても、嫌いな習い事は手を抜きながら取り組みます。
やる気一つでコロコロ変わる子供の態度に、疲れてしまう保護者の方は多いです。
そんな親の悩みの種にもなっている子供の「やる気」ですが、中には保護者が子供のやる気を奪っていることも少なくはありません。
「子供にやる気を出してほしい!」
と願う気持ちが逆効果になってないか、子供の接し方について今回は考えてみましょう!
子供は気分屋
子供は気分屋です。
その日その日で気分が変わり、習い事や勉強に対するやる気がコロコロ変わることはしょっちゅうあります。
これはまだ感受性豊かで安定していな子供ですから、仕方のない一面でもあります。
- 学校でいやなことがあった
- 友達とうまくいっていない
- 苦手な発表がある
- 悪いことをしてしまった
などなど
子供は親目線で見ると些細なことと感じることでも、大きく心が揺さぶれることがあります。
これはみなさん経験があると思うので、少しは共感してくれるはずです。
このような悩みや不安から、日々しなくてはならない宿題や習い事に身が入らなくなることがあります。
それなのに感情や考えが比較的に安定している大人が、自分の基準で子供の気持ちの不安定さを責めても、それは逆効果です。
子供は気分屋、しかしその気分の移り変わりには理由があるかもしれません。
理由をきちんと説明してくれると助かるのですが、子供からきちんと話してくれることは少ないです。
ですからもし子供のやる気の幅が大きいなと感じた時は、何か理由がないか観察したり話をしたりしてみましょう。
子供は天邪鬼
子供は天邪鬼な子も多いです。
親や先生に言われたことに理由もなく反発してしまう、そういった難しい時期です。
思春期や反抗期といった言葉もあるように、大なり小なり子供なら誰でも通る道です。
これは少しずつ自分や周りのことを知って、素直になるための必要な過程だと考えています。
そんな時期にやる気が出ないことは、ある意味仕方のないことかもしれません。
子供は飽き性
子供はそもそも飽き性でもあります。
長く続けてきたことでもちょっとしか続いていないことでも、「飽きた」の一言でやめようとしてしまいます。
中には一つのことを長く続けられる子もいますが、大抵の子供は「飽きた」という感情ですぐに習い事をやめがちです。
お金を出している保護者としては、これほどイラッとする言葉はないかもしれません。
しかしこれはある意味正しい子供の感性だと思っています。
なぜなら大人にとっては当たり前の出来事でも、子供にとっては日頃のちょっとしたことでも新しい出来事なのです。
そんな中で新しいことに目移りしてしまうことは、自然な気持ちかもしれません。
保護者ができること・・・
新しいことに興味を持つことは悪いことではありません。
ですが一つのことを続けた先にも、新しい発見や出会い・経験があることを子供に伝えてあげましょう。
まだ何も成し遂げたことのない子供にとっては、一つのことを続ける意味が分からなくなるときがあります。
そんなときに一方的に「続けなさい!」と言っても逆効果です。
続けた先に何が待っているのか?
どのような面白さがあるのか?
子供に伝えてあげましょう。
まとめ
今回の記事では、親が子供のやる気を奪う可能性がある原因をご紹介しました。
ここで共通して気をつけることは、子供の感情はまだ安定していないということです。
大人の立場であれやこれやと一方的に言っても、子供には理解できないことがたくさんあります。
どうしても子供に対して言いたいことが募ってしまった時は、まずは習い事の先生に相談してみてください。
子供も親ではなく他人(習い事の先生)に言われた方が、素直に聞くかもしれません。
また考え付かなかった対策を教えてくれることもあります。
ただただ自分の感情を子供にぶつけて、子供のやる気を奪わないようにしてみてください!