子供の勉強嫌いに悩まされている保護者の方はいませんか?
- 言っても勉強をしない
- 宿題はほったらかし
- ゲームやスマホばっかり触っている
- 勉強しても答えを見ている
「素直にコツコツと勉強をしてくれればそれだけでいい…」
という気持ちを抱いている保護者の方は多いです。
別に常にテストで100点を取ってほしい訳でもなければ、クラスで1番になってほしい訳でもない。
ただ勉強をするようになってほしい…
このような悩みを抱えている保護者の方に、塾長ならどう対応するかご紹介します!
勉強以外の興味を引き出す
一番理想的な方法は、子供の勉強に対する興味を引き出すことです。
これができたら苦労しないという方もたくさんいると思いますが、子供の興味を引き出す際には注意点があります。
それは
興味を引き出そうとしている大人が、そのことに本当に興味があるか?
という点です。
勉強嫌いの子供からよく聞く質問があります。
「何で勉強しないといけないんですか〜」
皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
「勉強は自分の価値観を深めてくれる」
「勉強は人生を面白くしてくれる」
「勉強は将来の可能性を広げてくれる」
「勉強は大人になって損をしないために大切なこと」
このような答えを考えたり言ったりしたことはありませんか?
たしかにどれも間違っていませんし、勉強の必要性が伝わります。
しかしまだまだ人生経験の浅い子供が、このような言葉の意味をきちんと理解できることはないでしょう。
これらは少なくとも数十年は人生を歩み、いろいろな経験をした大人だからこそ分かる言葉です。
まずは勉強以外の興味を引き出す!
「親子の関係性が良いな」と思えるご家庭の特徴として、親子で同じ趣味や習い事・アクティビティをしていることが挙げられます。
それは勉強に関してじゃなくても構いません。
むしろ勉強以外のことの方が良いです。
勉強以外のことでも親子で共通した興味を持てると、回り回って勉強にも繋げられます。
例えば私の塾には親子でロードバイクが好きな家庭がいます。
元々勉強嫌いの子供でしたが、気づけばコツコツと勉強できる生徒に変わっていました。
これは元々共通の「好き」を持っているお母さんから、勉強も頑張るように促されたからです。
皆さんも経験があるかもしれませんが、自分が好きで尊敬をしているような人から「頑張れ」と応援されると、嫌いなことや苦手なことでも頑張ってみようと思いませんか?
これと同じか子供はもっとシンプルで、親と一緒に頑張ったり楽しんだりしている習慣があると、親の言葉を素直に受け取るようになります。
なので勉強が嫌いな場合でも、そういった関係を築けている親から
「勉強も頑張ろう」
と言われると
「少しはやるか〜」
と最初の一歩を踏み出してくれる子は多いです。
子供から会話をさせる
- 子供がなぜ勉強嫌いなのか?
- なんでスマホばかりいじっているのか?
- 宿題をしない理由はあるのか?
このような質問にきちんと答えることはできますか?
恐らく保護者の方なら、我が子が勉強をしない理由を何となくは答えられると思います。
ですが第三者の立場で聞くと、その理由が間違っていることが多々あります。
保護者から聞く子供が勉強嫌いな理由と、子供から聞く勉強嫌いの理由が大なり小なりズレている。
そのせいで親子間のすれ違いが起こっているバターンがあります。
すれ違う理由
子供は意外と親の顔色をうかがっているものです。
親の前で言う言葉と、他の人の前で言う言葉は違うことがあります。
知らず知らずのうちにすれ違っていると、いくら「勉強しなさい」と言っても子供は言うことを聞きません。
そんなときは勉強をしない理由を子供から話してくれる会話をする必要があります。
その第一歩は、子供からネガティブな話、今回の場合ですと勉強をしたくない理由をどれだけ正しく聞けるかが肝になります。
そのためには
- 子供の勉強嫌いに共感してあげる
- 勉強嫌いの気持ちを否定しない
- 無理に勉強をさせようとしない
この3つが大切です。
まずはこの会話を意識して、子供が勉強しない理由を探ってみてください。
そうすると意外なところから解決策がみつかるかもしれませんよ!
勉強方法を変える
シンプルな方法ですが、勉強の仕方を変えることで勉強に取り組めるようになる子もいます。
昨今の教育環境なら、多種多様な勉強方法が選択できます。
- 従来通りの紙と鉛筆で勉強
- タブレットを使ってタッチペンで勉強
- パソコンを使ってオンラインで勉強
- 紙の教材とAIのハイブリットで勉強
さらに勉強スタイルも
- 一人で勉強
- 友達と勉強
- 通話しながら勉強
- 集団で勉強
- オンライン授業に参加して勉強
さらにさらに勉強方法やスタイルを変えずとも、目標設定をするだけでも効果を発揮することがあります。
- 学校のテストの点数
- 勉強時間
- 教材の進捗
- 塾に行く回数
- 検定試験
現代の子供たちは、勉強をする上で多様な選択肢が用意されています。
上記で挙げた勉強方法・スタイル・目標を組み合わせることで、勉強に対して無限のアプローチができます。
ただしここでネックになることが、保護者の思い込みや先入観です。
「紙に書かないと覚えない」
「タブレットで効果あるの?」
「オンラインだと集中できない」
「目に悪そう」
などなど
気持ちは分かりますが、勉強嫌いな子にとって保護者の決めつけはミスマッチを起こすことがあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、勉強嫌いの子供にどう対処するのか、私が使っている3つの方法をご紹介しました。
- 勉強以外のことで、親子で共通した興味を持つ
- 子供からネガティブな話を素直にしてくれるような関係を目指す
- 多種多様な勉強方法を試してみる
子供の勉強嫌いは、保護者が子育てをする上で悩みを抱えてしまうことだと思います。
しかしうまく対処することで、親子で良好な関係を築き、子供は勉強に励むようになってくれます。
子供の将来を左右する「勉強」
勉強が好きにはならなくとも、勉強を否定しないような感性を養っていきましょう!