「うちの子にも合うかな?」と習い事を迷っている方へ。
習い事の実体験を通して見えたこと・感じたことを、12年間バレエに通った経験からリアルに語っていただきました。
12年通った私が語る!バレエにかかる費用とそれ以上の“価値”
こんにちは。
この体験談は、お子さんにバレエを習わせたい方におすすめです!
私は3歳から15歳までの12年間、バレエを習ってきました。
今、お子さんにバレエを習わせてみようかな?と考えている親御さんの中には
「バレエってお金がかかりそう…」
「うちの子、本当に続けられるかな…?」
と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな親御さんに向けて、自分自身の経験から
- バレエを習うことの本当の価値
- 実際にかかる費用
について解説します。
バレエを始めたきっかけ
私がバレエを始めたのは3歳のときです。
母が
「体が柔らかいから、バレエに向いてるのでは」
と近所のバレエ教室に連れて行ってくれたのがきっかけでした。
正直、最初は
「やりたい!」
という強い気持ちはありませんでした。
しかし、可愛い衣装が着られたり、音楽に合わせてくるくる踊ったりするのがすごく楽しくて、気が付けば自然とバレエが好きになっていきました。
本格的に
「バレエって楽しい!もっと上手になりたい!」
と思うようになったのは、小学校中学年くらいからだったと思います。
実際どれくらいお金がかかるの?
正直に言うと、バレエはやっぱり費用がかかる習い事です。
私自身、12年間続ける中で、親がどれだけサポートしてくれていたのか、今になってよく分かります。
月謝の目安(私の通っていた教室の場合)
- 幼児クラス(週1回):月8,000円
- 初級クラス(週2回):月12,000円
- 中級クラス(週3回):月18,000円
- 上級クラス(週4回):月25,000円
このほかにも、発表会前の特別レッスンや、夏休みの講習会などで、臨時の費用がかかることもありました。
レッスン用品
- レオタード:5,000〜8,000円(年に1〜2着)
- バレエシューズ:3,000〜5,000円(1年に1回ほど)
- トウシューズ(中級以上):8,000〜10,000円(3ヶ月に1回ほど)
- タイツ:2,000円前後(2〜3ヶ月に1回)
- レッスン用スカート:3,000〜6,000円
発表会の費用(年に1回ほど)
- 参加費:15,000〜30,000円
- 衣装代:20,000〜40,000円(役によって変動)
- 写真やDVD代:10,000〜15,000円
- チケット代:ご家族や親戚を招待すると5,000〜20,000円ほど
その他の費用
- コンクール参加費(希望者のみ):15,000〜30,000円
- 夏の特別レッスン:20,000〜50,000円
- バレエ公演のチケット代:年に数回、家族で観に行くと数万円かかることも
など
ざっくりと年間の出費を見積もると、30万〜50万円ほどになると思います。
また更にコンクールを目指すとなると、遠征費などプラスでかかり、100万円以上かかることも。
特に発表会やトウシューズを履き始める時期は、少し費用が増えがちです。
まずはこんなアイテムを揃えておくと安心
- 消耗品のバレエタイツ
- バレエ用のレオタード
- バレエシューズ
でも、バレエで得られたものはお金以上
ここまでお金の話をしてきましたが…
バレエを通じて得られたものは、金額には代えられない大切なことばかりでした。
体が変わる!
- 姿勢がよくなったのは今でも実感
- 「姿勢いいね」と言われることも多い
- 柔軟性や体幹の強さ
- 自分の体の動きを意識する「身体感覚」
心も育つ!
- 一つの動きを繰り返して練習する「忍耐力」や「集中力」
- 感情を体で表現する「表現力」もバレエならでは
- 発表会やコンクールに向けてコツコツ努力する習慣
一生の宝物になったこと
- クラシック音楽への親しみや、芸術への感性
- 一緒に頑張った仲間との絆
- 難しい振付ができたときの達成感と、それがくれた「自信」
費用を抑える工夫も
「やっぱり高いな…」
と感じた方もいると思います。でも、少し工夫するだけで負担を減らせることもあります。
教室の選び方
- 月謝制と回数制、どちらが合っているかを考える
- 発表会が任意参加の教室を選ぶ(費用がかなり違います)
- 発表会の頻度が少ない教室を選ぶのも一つの手
- 個人の教室の方が費用が抑えられることも
用品の工夫
- 成長を見越して、少し大きめのサイズを選ぶ
- バレエシューズは中古でも十分な場合も
- 発表会の衣装を貸してくれる教室もあります
- セール品をうまく活用するのもおすすめ
続けるためには
- 子どもの「やりたい」という気持ちを大切にすること
- 上手になることよりも、楽しむことや成長を重視してあげる
- 親も「これは子どもへの投資なんだ」と思って、焦らないこと
- バレエを通じて、親子の会話や思い出を増やしていくこと
まとめ
私にとって、バレエはただの「習い事」ではなく、人生の中でとても大切な存在でした。
もちろんお金はかかりました。
しかし、それ以上にたくさんのことをバレエから学べたと感じています。
バレエを始めるのに、決まった年齢はありません。
3歳から始める子もいれば、小学生になってから始める子もたくさんいます。
大切なのは
「楽しめるかどうか」
最初は
「ちょっとやってみようか」
くらいの気持ちでも大丈夫です。
お子さんの様子を見ながら、無理なく進めていくのが一番ですよ。
費用面で不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、長い目で見たときに、バレエを通して得られる経験や感性は、きっとお金以上の価値になるはずです。
お子さんにとって、バレエが素敵な経験になりますように。