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習い事と勉強の両立術⑤:目標設定とご褒美

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習い事と勉強を両立するために、理想的な時間管理勉強法を試す。

さらにはオンラインを活用したり家族で協力したりする。

これらを飴と鞭で表現するならば、子どもにとっては全て鞭になります。

となると当然「飴」を用意しておかなければ、習い事と勉強の両立は長続きしません。

そこで今回は、子どもにとっての飴であるご褒美を中心に考えてみましょう

 

本音塾長
目標を設定する際に、ご褒美も決めておくと効果的です。

 

もしかすると現金な感じがするかもしれませんが、頑張りに対してはご褒美があった方が誰しもやる気が出ます。

特に子どもはその効果が分かりやすいです。

習い事と勉強の両立術⑤では、勉強(鞭)とご褒美(飴)の上手な使いこなし方を考えてみましょう!

 

効果的な目標設定

 

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まずは習い事や勉強の目標設定を決める必要があります。

その際は、SMARTゴールを意識すると良いでしょう。

 

 SMARTゴールとは?

SMARTゴールは、効果的な目標設定のフレームワークです。

目標を明確にし、達成しやすくするための方法となっています。

「SMART」は、以下の5つの要素の頭文字を取ったものです。

  1. S(Specific:具体的に)

  2. M(Measurable:測定可能に)

  3. A(Achievable:達成可能に)

  4. R(Relevant:目的に合った)

  5. T(Time-bound:期限を決める)

 

 SMARTゴールの例

  • S(Specific)具体的に

「英単語を100個覚える」

  • M(Measurable)測定可能に

「毎日10個ずつ覚えて、1週間でテストする」

  • A(Achievable)達成可能な範囲に

「1日30個ではなく、無理のない10個」

  • R(Relevant)目的に合っているか

「英検合格のための語彙力向上」

  • T(Time-bound)期限を決める

「2週間後の模擬テストで80点以上を取る」

 

本音塾長
もちろん必ずSMARTゴールを使わなければいけないというわけではないです。
本音塾長
ただご褒美を設定するためには、明確で分かりやすい基準があった方が良いので、目標設定に悩んだ方は参考にしてみてください!

 

また最初に目標設定は行いますが、それが絶対ではないことも頭に入れておきましょう。

実際にやってみて簡単だったり難しかったり判明することがあれば、状況の変化に応じて調整を強いられる場合もあります。

目標設定のポイント(明確で実現可能)は常に押さえておきつつ、臨機応変に調整や変更をすることが大切です。

 

ご褒美の種類

 

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短期的なご褒美

 

短期的なご褒美では、毎日のちょっとした達成感を味わえるものにしましょう。

 

 例えば・・・

  • 1時間集中したら10分間好きなことをしてOK
  • 宿題が終わったらおやつタイム
  • 習い事の帰り道にスーパーやコンビニで好きな飲み物を買う

など

 

すぐに達成できる目標に対して、小さなご褒美を設定することがポイントです。

達成感を感じやすく、「やればできる」という自信をつけることができます。

 

本音塾長
依存性のあるもの(毎回多額のお金がかかるもの)より、手軽で習慣化しやすいものを選ぶと長続きしますよ!

 

中期的なご褒美

 

中期的なご褒美では、1週間単位で週末にしやすいご褒美を考えましょう。

 

 例えば・・・

  • 1週間毎日勉強できたら、週末に映画を観る
  • 毎日課題を続けたら、新しい文房具やノートを買ってもらう
  • 定期的に習い事の練習ができたら、欲しかった道具をプレゼントする

など

 

短いスパンでも「続けること」に対してご褒美を設定し、継続のモチベーションを高めることが大切です。

本人が「欲しい!」と思えるものやイベントを用意しましょう。

 

本音塾長
週末のタイミングで振り返りを行い、習慣化を促せるとさらに効果的です。

 

長期的なご褒美

 

長期的なご褒美では、1か月以上の努力を要するものにスペシャルなご褒美を用意しましょう。

 

 例えば・・・

  • 英検や漢検などの資格試験に合格したら、好きなレストランで食事をする
  • 3か月間計画通りに勉強ができたら、新しいゲームソフトを買う
  • 試合や発表会が終わったら、テーマパークや遊園地に行く

など

 

長期間努力しなければ達成できない目標に対して、普段とは違ったご褒美を設定するとモチベーションが維持できます。

親子で「達成したら◯◯しよう!」と話し合い、達成感を共有するようにしましょう。

 

本音塾長
ご褒美を経験型(旅行・イベント・特別な体験など)にすると、家族で記憶に残るご褒美になりますよ。

 

ご褒美のポイント

 

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  1. 短期・中期・長期を組み合わせることで、継続的なモチベーションを維持する
  2. ご褒美は「成果」だけでなく、「努力」や「習慣化」に対しても与えるとgood!
  3. まずは日常に取り入れやすいものを選ぶと始めやすい
  4. ご褒美がなくても続けられるよう、「習慣化」を意識する

 

中にはご褒美のために頑張るといった動機付けが、あまり好ましくない場合もあるかもしれません。

 

本音塾長
「勉強が楽しいから頑張りたい!」「習い事が好きだから続けたい!」という状況が理想と考える方もいるはずです。

 

ですがご褒美を設定することは、そういった純粋な気持ちで何かに取り組めるきっかけになり得ます。
なぜなら続けることで得られるもの・経験できることがあるからです。

ご褒美のために続けていたけれど、分かるようになったら、できるようになったら楽しくなってきたと感じる子どもは少なくありません。

 

本音塾長
ご褒美はそんな将来的な成長に対する投資だと考えてみても良いかも知れませんよ!

 

ぜひ習い事と勉強を楽しく両立するための一つの手段として、子どもと一緒に話し合いながら取り入れてみてください。

 

まとめ

 

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今回の記事では、子どもにとっての飴であるご褒美について、目標設定のコツとあわせてご紹介しました。

 

  • 短期的なご褒美(1日単位)は、手軽さ(続けやすさ)を意識して
  • 中期的なご褒美(1週間単位)は、週末にできること考えて
  • 長期的なご褒美(1か月以上)は、家族でできる特別なことを中心に

 

目標と期間に対して、適切なご褒美を子どもと一緒に考えてみましょう!

そして最終的なゴールは、習い事や勉強の習慣化ということを意識できると良いでしょう。

習慣化をするためには、その習い事や勉強を楽しめていないと難しいです。

継続することで新しい学びや体験をし、そこから面白さを見つけ出すことがあります。

なんとなくご褒美を設定するのではなく、しっかりと子供と考えて目標とご褒美を設定できると、思ってもいなかった効果が出るかもしれませんよ!

ぜひ習い事と勉強の両立に苦戦している方は、適切な目標とご褒美設定を試してみてください。

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