そもそも皆さんはなぜ本を読むのでしょうか?
- 新しい知識を得るため
- 考えを広げたり深めたりするため
- 物語の世界を体験するため
- 想像力を刺激するため
- 登場人物や著者と共感するため
- 娯楽として楽しむため
- 自己成長するため
- 現実逃避するため
本を読むことは、知的・感情的・社会的な多くな側面に対して、私たちに大きな影響を与えてくれます。
数千年にわたるといわれている本の歴史ですが、今なお私たちに多様な存在感を示してくれていることには驚きですね。
自分一人では得ることのできない体験や知識・世界を伝えてくれる本は、我々人類の歴史の大切な相棒だからこそ、世界中で読み続けられているのかもしれません。
そんな本を読み始めたきっかけは、前編を確認ください!
さて、少し話は変わりますが、人間の思考とは対話的なものだという話を聞いたことはありますか?
私たちの言語について考えてみると想像しやすいかもしれませんが、言語は単なる表現手段ではなく、他者との対話を前提にして形作られています。
人間の思考は孤立したプロセスではなく、自己・他者・社会・文化の影響を大きく受け、それぞれとの対話を通じて発展していきます。
つまり思考=対話することで、人間は成長するといっても過言ではないでしょう。
ここで昨今のスマホ事情を鑑みてみましょう。
子どもたちがよくしている(子どもに限らずですが)SNSやYouTubeは、対話的とは程遠い存在のように思えます。
言うなれば一方通行の会話であり、受動的な会話(他者の発信や動画)を楽しんでいるに過ぎません。
上述したことを踏まえて考えるなら、これでは何も成長はできないと考えることができるかもしれません。
対話性は、柔軟で想像的な思考や深い自己理解を可能にする重要な要素です。
一方的に話したり、聞き手だけに専念したりするだけでは、得られるものは少ないかもしれません。
しかし人間誰しも話し上手や聞き上手の人もいれば、どちらも苦手をいう方もいると思います。
そんな中、本は素晴らしい機会を提供してくれます。
というのも他者がいなくても、本は自己対話をする機会を作ってくれるからです。
頭の中で誰か想像上の人を作ったりもしくは自分自身とだったり、本を読みながら会話をする機会に恵まれます。
それは会話という形式ではなくても、情報や考えを整理するプロセスは自問自答のような能動的な役割を果たします。
それはスマホを使って得られる受動的な情報吸収では、得られない経験だと私は思います。
本を読むことで、人間の成長に不可欠な対話をすることが分かりました。
それも他人がいなくても自分の頭と心の中で行うことができるのです。
本は過去の出来事や他人の知識を伝達する役割としてはよく知られていますが、このように自分自身の成長に大きく関与してくれるのです。
前編でもお伝えしましたが、スマホはスマホの面白さがあり、上手く活用することで本からは得られないものを得ることができます。
ですから現代を賢く生き抜くためには、スマホの活用は必須でしょう。
本を読むことに焦点を当てても、個人的には紙の本でも電子書籍でも、本を読めるならどちらでも良いと思っています。
前編・後編を通して、スマホは良くないと言っているわけではないので、悪しからず…
ちなみに私は紙の本を読みながら、そばにスマホを置いています。
特に難しい本を読んでいるときは、言葉の意味や漢字の読みをよく調べています笑
つまり紙の本とスマホそれぞれの利便性を享受しながら、読書を楽しんでいます!
ぜひ皆さん自身も本を楽しんで、機会があればその面白さを子どもたちに伝えてみてください。
今回の学び
人間は自分や他者との対話を通して成長していく。
話し相手がいなくても、読書は対話をする良い機会をくれる!