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数学の言葉で正解を見たら

「数学の言葉で世界を見たら」から習う、魔法の言葉

数学の言葉で正解を見たら

私たちに多くの知見を与えてくれる本

そんな学びを紹介する本から習うシリーズ

今回は、数学は魔法の言葉だと教えてくれる 数学の言葉で世界を見たら  についてご紹介です!

 

 

本の紹介

 

 本の基本情報

タイトル:数学の言葉で世界を見たら

著者:  大栗 博司

出版社: 幻冬舎新書

出版年: 2025年3月26日

 

 本のテーマ

この本は、東京大学特別教授やカリフォルニア大学バークレー校大学教授等を歴任した著者が、「数学がわかれば、世界の理解が深まる」という考えを、身近な日常生活で役立つ話や数字の面白さ・美しさなどを交えて伝えてくれています。

数学は単なる計算の道具ではない!?数学は言葉であると同時に、日本語や英語では表すことができない奥深さがあります。楽しみながら学べる数学の入門書として、自分の頭で考えて想像する力について教えてくれる一冊です!


 

本から習えたこと

 

「数字の持つ魅力や可能性」

普段、生活する中で何気なく使っている“数字”ですが、そんな数字が持っている不思議で美しい世界を見せてくれました。

それは毎日見る景色に対して何も思わないように、何かきっかけがないと考えることのない未知の世界です。

そんな未知の世界を案内してくれる本として、数学の面白さを教えてくれたと思います。

例えば身近な話ですと、勝負に負けない方法から始まって、日々のちょっとした心掛けで健康になれるということ。

少し概念的な話だと、無限という大きさにも大小があると考えられることや宇宙の大きさの測り方。

昨今の時代を踏まえた話ならば、AIと仲良くする方法など。

どこにでも登場する“数字”だからこそ、非常に奥深い学問、はたまた言葉ということになります。

他の言葉にはない

「シンプルさ」

「正確さ」

があるため、数字に対する理解が深まれば深まるほど

 

  • 自分の頭で考える力
  • 物事の本質を捉える力
  • 新しい価値を想像する力

 

これらを身につけることができると学びました!

そのための足掛かりは、丁寧に教えてくれる本です。

 

子どもへのおすすめ度

 

構成(読みやすさ) 4.5
内容(分かりやすさ) 2.0
視覚的要素(図・イラスト・写真の量) 4
学習へのつながり 5.0
総合 4

 

全部で10話あり、それぞれ30ページほどでまとまっています。

各話ごとに独立した内容ですが、少しだけ前の話を参照にするところがあるため、順番に読んでいくと良いでしょう。

数学的な公式や表・イラストは、分かりやすく記載してあることが特徴です。

中学で学習する数学の要素が出てきますが、大半は高校数学で聞く内容が多いです。

 

本音塾長
高校数学を知らなくとも分かるように、言葉を選んで解説してくれています。
本音塾長
しかし内容をきちんと全て理解するためには、高校数学の知識は必要だと感じました。

 

内容としては、一言で言えば難しいです。

数学に興味のない小中学生が読んでも、ちんぷんかんぷんになるのではないかと感じました。

ですが随所に数学の魅力が散りばめられているので、理解できないことが逆に興味をそそられる可能性はあります。

数学的な興味関心を高めたい場合は、どのような子どもにもおすすめです!

 

保護者へのおすすめ度

 

読みやすさ(時間) 4
知的満足感 5
実生活への応用 3.5
教育へのつながり 5
総合 4

 

文系と理系どっちだったかで、読みやすさは変わりそうです。

理系の方で数学に対する知識がある場合は、スラスラと読むことができるでしょう。

逆に文系の方だと少し苦戦する内容があるかもしれません。

ですが「ふーん」程度で読み進めるならば、そこまで時間を使わずに各話を読むことができそうです。

 

本音塾長
数学の専門家が可能な限り分かりやすく解説してくれる本なので、知的満足感や教育へのつながりは高得点です。
本音塾長
確率の話では、実生活への応用がきくような話も出てきます。

 

 この本の副題にもなっていますが、著者が娘のために贈る話になっています。

つまり子どもに対して親目線で書いてある本となっているのです。

数学だけではなく、子どもの教育への思いが感じられる場面があります。

ぜひ親子で一緒に読んで、数学の興味を深め、教育全般について考えてみても良いかもしれません!

 

塾長のコメント

 

 この本を読んだきっかけ・・・

私は文系だったので、もっと数学についての理解を深めたいと思いこの本を手にしました。

それと数学を言葉と考えるという発想にひかれた部分もあります。

 

 読んでみた感想・・・

数学の奥深さはしみじみと感じました。

私の学力・知識不足で、本の内容を全て理解はできなかったものの、それでも「おもしろかった」と思える本です。

高校数学で知識が曖昧な部分があるなと感じたので、数学の見直しをしたくなりました。

時間があれば、他の数学の本も読んでみたいですね!

 

 興味がある方へ・・・

数学に興味がある方、逆に興味がない方でも、本が気になったらぜひ一度読んでほしいです。

数学にまだ興味がない場合は、流し読みでも数学や数字のおもしろさ・美しさに触れられると思います。

元から数学に興味があったり、読みながら深掘りをしたくなったりした場合は、補遺という形で著者のホームページに本に登場しなかった解説が載っています。

本を手元に、さらなる数学の世界を冒険してみてください!


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