はじめに
「子供が習い事を途中で辞めてしまう」
という悩みをお持ちの保護者はいませんか?
子供がやりたいって言って始めたのに…
結局は辞めることになってしまって、うんざりした経験をお持ちの保護者は多いことでしょう。
そういった子供の習い事の辞め癖や逃げ癖を放っておくと、後々大人になっても苦労することがあります。
習い事を有意義なものにするためにも、子供が習い事を続けられない5つの理由と、それぞれの理由に対する改善策を知りましょう!
辞め癖・逃げ癖の理由①
飽きた
子供の興味の移り変わりは早いものです。
数日前までは興味津々でのめり込んでいたことも、ふと気づくと飽きて興味を示さないことは多々あります。
「始めるときはあんなに熱意を込めて話してきたのに、辞めるときは一瞬…」
なんて話はよく聞きます。
「せっかくお金をかけて始めた習い事なのに、こんなにあっさり辞めるなんて信じられない…」
と感じることでしょう。
興味があっさりと移り変わってしまうのはなぜでしょうか?
もちろんそういう性格の方は大人でもいますが、子供にとっては当たり前の感性だと私は思います。
なぜなら子供にとっては日常ですら新しいことの連続だからです。
そんな中で興味が移り変わることは、自然なことだと考えるべきでしょう。
ですから興味が移り変わること自体をダメだと思わず、子供の興味の対象を保護者もきちんと理解してあげることが大切です。
改善策
習い事と子供のそのとき興味を持っている事を、結びつけるような話をしてみよう。
まだ子供が気づけていない習い事の良さや面白さを伝えてあげると
「もっと頑張ってみよう」
「もう少し続けてみよう」
という気持ちに子供はなります。
辞め癖・逃げ癖の理由②
成果が見えない
習い事がただの作業になっている。
習い事をしているのに何も成果や結果が見えない時、子供は習い事を辞めたくなります。
この場合
「やっている意味ないから、それなら友達と遊びたい…」
と感じる子供は多いです。
なかなか習い事の成果が出ない時は、保護者はどのように対応したら良いのでしょうか?
私は子供と話して、小さな目標を作ってあげることをおすすめします。
またちょっとしたことでも褒めたりご褒美をあげたりすることも有効です。
子供の頑張りを認め、保護者から声かけをしてあげましょう!
改善策
達成感を味わえる機会を作りましょう。
子供はちょっとしたことでも褒められたり認められたりすると、嬉しく感じるものです。
もし褒められるところが見つからない場合は、褒めるための小さな目標を考えてみましょう。
そうすることで、子供は自分の成長を実感することができ、親子間のコミュニケーションも捗ることがあります。
辞め癖・逃げ癖の理由③
レベルが合ってない
知らず知らずのうちに子供に過度な期待をしている。
そしてそれを子供に押し付けている保護者の方がいます。
「これくらいはできるだろう…」
「このくらいできて当然だろう…」
「この程度なら簡単でしょ…」
我が子に期待するあまり、子供と合っていないレベルの習い事をしてしまうことがあります。
自分ができたからといって、子供もできると思ってはいませんか?
いくら親子といえど、性格や能力は大きく違うところがあります。
親の自分の経験からくる先入観で子供を評価するのではなく
- 子供はどのような性格なのか?
- どのようなことが好きなのか?
- 得意なことは何か?
- 苦手なことな何なのか?
子供は自分と全く一緒と考えず、子供の性格や能力に合った習い事を考えてみましょう。
改善策
子供のレベルに合った習い事を勧めてみよう。
レベルを考えるときは、子供の性格や能力を正しく把握しておくことが大切です。
また同じ習い事でもレベル分けをしている場合があるので、無理に上位のレベルにしないことも考えてみましょう。
周りの子供と比べないことも、習い事を続ける上では重要ですよ。
辞め癖・逃げ癖の理由④
これまでの経験
これまで習い事を辞めた経験がある子は、他の習い事でも簡単に辞めることがあります。
辞め癖・逃げ癖の代表例です。
嫌なことがあるとすぐに辞めればいいやと考えてしまい、何事も長続きしなくなってしまいます。
このようなよくない習慣を身につける前に、対処をすることが大切です。
保護者はこれまで子供が辞めた習い事の理由を、きちんと理解していますか?
子供は意外と親の顔色をうかがうものです。
子供が習い事を辞めたいと言ったときは、その理由をきちんとヒアリングするとともに、習い事の先生やママ友がいればそちらにも話を聞いてみましょう。
それまで知らなかった子供の様子を知ることができるかもしれませんよ。
改善策
習い事を辞めたい(辞めた)理由を、しっかりと子供に向き合って聞く。
そして周り(先生や友達)からも子供の情報を聞く。
大切なことは習い事で嫌なことあったときに、それを乗り越えるための解決策を子供と一緒に考えることです。
嫌なこともつらいことも一緒に対処できる関係を、子供に寄り添って築きましょう。
辞め癖・逃げ癖の理由⑤
忙しい
忙しくて習い事を辞める子も多くいます。
いろいろな習い事にあれもこれも手を出していると、子供のキャパシティを超えてしまいます。
良かれと思って始めた習い事ですが、必要以上な量になっていませんか?
昨今、子供の習い事も多様化が進んでいます。
ですが次から次へと増えてくる習い事を、無理に子供にさせる必要はありません。
子供の成長に本当に必要な習い事は、意外と少ないものです。
なんでもかんでも手を出すのではなく、一つに習い事に集中して取り組む方が、子供の成長につながるかもしれません。
改善策
子供が余裕を持ったスケジュールで習い事に通えているか確認してみよう。
習い事で毎日を埋めるのではなく、子供には遊ぶ時間も必要だということを忘れないようにしましょう。
また一見余裕のある習い事の量でも、実際子供がどう感じているかは、本人に聞かなければ分かりません。
習い事によっても大変さは変わってくるので、子供とコミュニケーションを取りながら、忙しすぎない習い事の量を調整してみましょう。
まとめ
- 飽きた
- 成果が見えない
- レベルが合っていない
- これまでの経験
- 忙しい
改善策5つ
- まだ子供が気づいていない、その習い事の良さや面白さを伝える
- ちょっとしたことでも褒めたり小さな目標を作ったりする
- 周りと比べず、子供の能力やレベルに合った習い事を選ぶ
- 習い事で嫌なことがあったときは、子供と一緒に乗り越える方法を考える
- 必要以上に習い事を詰め込まない