「勉強習慣を身につけてほしい」
「テストでもう少し良い点数を取ってほしい…」
「受験対策をしてほしい…」
「勉強の仕方を一から教えてほしい…」
塾に求めることといえば、当然「勉強」に関することが多いですよね。
基本的な勉強の仕方から受験対策まで、ご家庭によってご要望は様々ですが、勉強に関することで塾が応えられないご要望はありません。
と思ってはいませんか?
勉強のプロ集団といえる塾ですが、何でもかんでもできる訳ではありません。
塾に求めて良いことと塾に求めるべきではないことを正しく知っておかないと、ご家庭と塾双方とも望まない結果になってしまうことがあります。
せっかくの塾で失敗しないように、塾の役割と立ち位置を知っておきましょう!
塾に求めること
勉強の仕方
勉強の仕方を学ぶことは、勉強が苦手・嫌いな子にとっては、勉強を始める最初の一歩です。
ですがご家庭で親が伝えようとしても、なかなか素直に聞いてくれる子供は少ないと思います。
そんなときはぜひ、塾に頼りましょう!
- 基本的なノートの書き方
- 問題の解き方
- 丸つけの仕方
- 見直しの方法
などなど
基本的な勉強方法を教えてくれるはずです。
進学塾と補習塾の違いはこちらを確認!
勉強習慣の定着
勉強習慣の定着は、勉強をするにあたって非常に重要な要素の一つです。
勉強習慣を身につけられているかどうかで、将来の学習効率が大きく変わってきます。
そんな勉強習慣の身につけ方も、塾に求めるべきことでしょう。
これまで多様な子供たちに勉強を教えてきた先生ならば、生徒一人一人に合ったアプローチで勉強をする方法を考えてくれます。
テスト・受験対策
テスト対策や英検・漢検などの検定対策も塾に任せられる内容です。
そして受験対策は、塾の目玉ともいえるサービスでしょう。
中学受験・高校受験・大学受験と、どんな子供でもどれか一つは経験することになります。
保護者も経験したことがあるとはいえ、時代と共に受験の仕組みは大きく変わってきています。
不安な方は塾に相談して、受験までの道のりを考えてもらいましょう!
集団塾と個別塾の違いはこちらを確認!
勉強へのモチベーション
勉強は一朝一夕で効果が出るものではありません。
コツコツと継続することで、少しずつ成果が現れるものです。
しかしそうは言っても
「勉強はしたくない」
と思っている子供が大半です。
なかなか保てない勉強のモチベーションに困ったら、塾に相談しましょう。
家では続かない勉強でも、塾に通うことでモチベーションを維持・向上させることができますよ!
進路相談
塾は進路相談も受け付けています。
進路相談は子供も保護者も利用できるサービスです。
子供は・・・
- 親に言いにくいことを相談できる
- 学校の先生に比べて気軽に話しやすい
- いろいろな学校情報を教えてくれる
保護者は・・・
- 受験のプロに相談できる
- 子供の家では知らない様子や考えを聞ける
- 精神的なサポートもしれくれる
塾に求めないこと
短期的な成果
「塾に通えば劇的に成績が上がる!」
こんな気持ちで塾に通い始める方もいるかもしれません。
しかし漫画や映画などで見るような、急激な成績向上や奇跡の合格は滅多にないです。
成績が上がるとしても、大抵はゆっくりと成果が現れます。
奇跡などではなく、実力相応な学校に合格します。
それが勉強というものです。
成績の保証
塾の中には成績保証を謳っているところがありますが、本当に子供の成績が上がると保証している訳ではありません。
あくまで成績が基準まで伸びなかった場合、返金なり授業料無料なりで保証しているのです。
つまりどんな塾でも、子供の成績を100%上げられるとはいえないのです。
周りとの比較
「あの子はあれだけ勉強しているのに…」
「周りの子はみんなこれくらいできるのに…」
「うちの子は何でできないんだろう…」
このように周りと比べていると、良い結果になることはありません。
まだ成長の過程にある子供は、勉強に関しても成長・成果が見えにくいときがあります。
ただただ焦るのではなく、どのような勉強方法や目標設定が子供に合っているのか、一緒に考えることが大切です。
勉強以外のサポート
塾は勉強を教えるところです。
学校と似ているようで、大きく違うところがあります。
それは勉強以外のことを教える必要がないところです。
学校では基本的な学力だけでなく
- 他の生徒や先生とのコミュニケーション
- 集団生活による協調性
- 多様な価値観の理解
- 人間関係の築き方
- 課外活動や年間行事を通じて得られる主体性や責任感
などなど
人間性という面で、たくさんのことを学べます。
一方塾では、勉強以外のことを教える義務はありません。
勉強を教えて、成績を上げることが塾の役割なのです。
そのため、塾で思うように結果が出ていないときは、もしかすると勉強以外のところに理由があるかもしれません。
安さ
塾の費用は、子供の習い事の中でも高くなることが多いです。
それはたくさんお金を注ぎ込めば、どんな生徒でもある程度の成果は望めるからです。
そのため特に中学受験では、課金ゲームと言われることも…
しかし多額の費用は掛けられない、そんな余裕はないという方もいると思います。
そんなときは、塾から提供されているサポート・サービスを最大限使えるように意識してみましょう。
塾で活用できることは全て勉強のためのサービスです。
授業はたくさん取らなくても
- 自習室を活用する
- 授業外でも先生に質問する
- 先生に勉強したいことを伝えて、課題をもらう
- 学習計画を考えてもらう
などなど
塾にお願いできるサービスはいろいろあります。
余すことなく利用することで、費用自体は安くなくてもコスパの良い習い事になりますよ!
安さを求めるのでなく、コスパを意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
塾に求めることと求めないことを知っておくだけで、塾をよりうまく活用することができます。
求めること | 求めないこと |
勉強の仕方 | 短期的な成果 |
勉強習慣の定着 | 成績の保証 |
テスト・受験対策 | 周りとの比較 |
勉強へのモチベーション | 勉強以外のサポート |
進路相談 | 安さ |
また塾によって、対応できること・できないことが変わってくることもあります。
どの程度のサポートやサービスを提供していくれるのかは、塾側としっかりとコミュニケーションを取ってきちんと確認すべきです。
塾とは積極的にコミュニケーションを取っておいて、損することはないですよ!
決して安い習い事ではないはずなので、ぜひ今回の記事を参考に、塾を適切に活用してみてください。