子どもにとっての仕事は勉強すること。
このような言葉に出会ったことはありませんか?
たしかに学校に通って日々勉強に追われている子どもにとって、勉強は仕事のような存在になっているかもしれません。
しかしこのように考えると「勉強すること」の責任が、子どもだけにあるように感じてしまいます。
仕事は周りとの人間関係があり、社会や会社の中でのつながりがあり、一人で完結するものではありません。
ならば勉強も同じで、周りと協調しながら取り組む方が、勉強の在り方としては自然のように思えます。
そんな勉強を子ども一人だけで完結させてはいませんか?
子ども一人で努力を続けるより、周りと協力しながら取り組む方がたくさんのメリットがあります。
習い事と勉強の両立術④では、家族が子どもの習い事と勉強の両立のためにできることは何か、考えてみましょう!
スケジュール管理のサポート
スケジュール管理は、効率的な時間管理とあわせて行うと効果的です。
そして子ども一人ではスケジュールを能動的に管理することは難しいので、保護者の方が適宜管理・調整をしてあげましょう。
具体定には・・・
① 習い事と勉強のバランスを考えた時間割を一緒に作成
学校・習い事・宿題・自由時間のバランスを、余裕を持てる予定で考えてみましょう。
② 計画の見直し
忙しくなりすぎていないか、習い事の影響で勉強時間が不足していないか定期的にチェックしてあげましょう。
③ 送迎の分担や調整
移動時間の短縮や負担軽減のため、手伝えることがあればサポートしてあげましょう。
モチベーション維持のための工夫
何事も継続するには、モチベーションが大切になります。
モチベーションは周りからの声掛け一つで大きく左右されることがあるので、ぜひ日頃から意識してみましょう。
① ポジティブな声かけを意識する
「頑張ってるね!」「今日はどんなことを習ったの?」など、周りから関心を持った会話をすることで、モチベーションは長続きします。
② 小さな達成を一緒に喜ぶ
テストの点数UPや習い事での成長を家族で共有すると、一体感が生まれ子どもはやる気が出ます。
③ リラックスできる環境作り
習い事や勉強の後には、楽しい時間を設けると継続しやすくなります。
効果的な学習環境を整える
環境を整えてあげることも、周りのサポートによって達成されることが多いです。
限られた時間の中で習い事と勉強を両立するためには、集中できる環境が必要不可欠です。
① 習い事の復習ができる環境づくり
習い事で使用するスポーツ用具や楽器、勉強で使用する道具やオンライン教材などを、使いやすい場所に配置してあげる。
② 家庭内で勉強スペースを確保する
静かで集中できる環境を用意する。
③ スマホの使用に関する取り決め
集中する時間(習い事や勉強の予習・復習時間)には、スマホの扱いをどうするのか事前に決めておく。
習い事を体験する・一緒に学ぶ
親子で一緒に学ぶことで、自然とお互いに協力できる関係になります。
相互理解を深めるきっかけにもなるので、ぜひ試してみてください。
① 習い事の練習を一緒にする
スポーツ・音楽・プログラミングなど、親子で取り組み楽しむことで、モチベーションが上がります。
② 親子で勉強タイムを作る
親が読書や資格勉強をする時間を取り、子どもと一緒に学ぶと良いでしょう。
③ 一緒に新しいことに挑戦する
たまには一緒に新しいことに挑戦することで、息抜きや刺激になり、普段の習い事や勉強の継続につながります。
役割分担を決める
家庭内での役割分担を決めておくことは、日々の生活でのストレス軽減に効果的です。
習い事と勉強に集中するためにも、他のことに無駄な労力を割かないよう決めておきましょう。
① 家族と協力して生活のルールを作る
もし兄弟姉妹がいるなら、お互いに習い事や勉強の手助けができる関係を目指しましょう。
② 家事の分担
家事の手伝いをシンプルに分担し、時間を有効活用しながら勉強や習い事に集中できる時間を確保することが大切です。
③ 負担を偏らせない
負担に感じる度合いは異なりますが、親だけや子どもだけに偏らないようにしましょう。
まとめ
この記事では、子どものために家族が協力できることについてご紹介しました。
- スケジュール管理のサポート
- モチベーション維持のための工夫
- 効果的な学習環境を整える
- 習い事を体験する・一緒に学ぶ
- 役割分担を決める
この他にもご家庭によっては、子どもの習い事や勉強のために協力できることがあるかもしれません。
それは子どもと常日頃からコミュニケーションを取ることで見つかります。